当社は1991年以降、中国メーカーの超硬合金素材を中心に取り扱ってまいりました。
これまでは、自動車や航空機の生産に用いられるエンドミル、ドリルといった切削工具用材料の供給がその多くを占めてまいりました。
しかながら現在、我々をとりまく地球環境や社会構造はめまぐるしい変化の途上にあり、中でも温暖化をはじめとする世界的な自然環境の悪化やICT・AIなどの急速な進化は、日常を大きく変える要因となっております。
特に欧州において、温暖化対策としてのカーボンニュートラル実現に向け、自動車のBEV化が急速に進められており、中国も国を挙げてBEVの生産を推進しています。
既にEUでは2035年以降、化石燃料を使用するエンジン搭載車の新車販売を禁止する方針を打ち出しており、エンジン車の内燃機関生産に多用されてきた工具の使用量は、今後ますます減少していくのでは、と危惧されます。更に、日本政策投資銀行が開示したデータにも、EV車1台当たりの工作機械使用額はエンジン車のほぼ半分という試算があり、これに伴い、使用する切削工具も徐々に減少していくものと考えるのが妥当です。
一方で、半導体等の電子機器生産に用いられる切削工具の需要は当面堅調と考えられ、超硬合金に関して、その生産量や内訳は今後大きく変わっていくものと推測します。
こうしたなか、当社はこれまでの工具中心の販売に加え、資源循環型社会に不可欠な破砕・粉砕機に使用される超硬刃の製造や、土砂災害、河川の増水など、自然災害に備え実施される公共工事の、様々な工法に応じた掘削刃の開発、生産にも力を入れております。
我々は、変わりゆく環境のもと、生活を支える基幹材を供給していくことで、引き続き社会に貢献してまいりたいと考えております。
日本ウォルフラム株式会社代表取締役小林 直記
会社名 | 日本ウォルフラム株式会社 |
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住所 | 〒241-0803 神奈川県横浜市旭区川井本町70-5 |
連絡先 | TEL:045-954-0301 / FAX:045-954-0350 |
資本金 | 30,000,000円 |
設立 | 昭和49年7月2日 |
事業内容 |
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取引銀行 | 三井住友銀行 中山支店/横浜信用金庫 鶴ヶ峰支店/横浜銀行 三ツ境支店/商工中金 横浜支店 |
主要販売先 | 日本基礎技術(株)/三菱製鋼(株) 奥多摩建設工業(株)/(株)豊通マシナリー他 国内外約350社 |
主要仕入先
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CB CERATIZIT Luxembourg S.A. |
1974年 | 日本ウッドワード(株)として大阪市に設立、 国内製超硬合金の販売を開始。 |
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1990年 | 東京都町田市に移転 社名を日本ウォルフラム株式会社 (Wolfram= Tungsten)に変更。 |
1991年 | 台湾CB CARBIDE社と取引を開始。 |
1993年 | 社内にて都市開発用掘削ビットの生産を開始。 |
1998年 | 横浜市旭区に移転。 |
1999年 | 中国厦門XIAMEN CB CARBIDE社からの輸入を開始。 |
2011年 | CB CARBIDE社が欧州CERATIZIT社とJVを行い、 CB CERATIZIT社を設立、 同社との取引となる。 |
アクセス方法
福泉寺前(バス)から徒歩1分
東名横浜町田ICから車で約5分